ネクスガードの外箱

ネクスガードはどんな仕組みなの?

犬のノミ・マダニ駆除薬として人気の、ネクスガード。
おいしくって、ノミやマダニもやっつけられて…

「でも、なんで食べるだけで駆除できるの?」
「それってなんか…大丈夫なの?」

なんとなく不安なので調べてみている、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

このページでは、そんな飼い主さんの「もやもや」を1つずつ晴らすべく、ネクスガードの情報を丁寧にお伝えします。

01どうして駆除できるの?

はてなを出して不思議そうな子犬

ネクスガードは、有効成分を含んだ犬の血液をノミやマダニが吸血することで駆除に繋がります

具体的にはどのような流れなのか、より詳しくひも解いていきましょう。

駆除の流れ

ノミやマダニ駆除の流れは以下の通りです。

  1. 犬がネクスガードを食べる
  2. 有効成分アフォキソラネルが犬の血管内に取り込まれる
  3. ノミ・マダニがアフォキソラネルを含んだ血液を吸う
  4. ノミ・マダニが興奮状態になる
  5. 過剰な興奮により、ノミ・マダニは息絶える

「アフォキソラネル」がノミやマダニを駆除する有効成分です。

では、このアフォキソラネルについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

アフォキソラネルとは

アフォキソラネルとは、ノミやマダニを過剰に興奮させて駆除する成分です。

「過剰に興奮」ってあんまり聞きなれない言葉ですよね。
「興奮したら死んじゃうの?」みたいな…

具体的にイメージしづらいと思うので、できるだけ聞きなじみのある言葉でお届けします。

GABAを邪魔するネクスガード

GABA(ギャバ)とは、多くの生き物に存在する、脳の興奮を抑える神経物質です。

「GABA」という言葉自体は耳にする機会も多いはず。
GABA配合のチョコレートなどは、脳の興奮を抑えリラックス効果をもたらす成分。 そのため、ストレスの多い暮らしを送っている方に特に人気なんです。

チョコ

このGABAは、ノミやマダニにも存在しています。
ところが、ネクスガードに含まれるアフォキソラネルがGABAの邪魔をし、興奮を抑える効果をなくすのです。
そうすると、ノミやマダニは興奮するばかり。
これが「過剰な興奮」に繋がり、駆除に至るのです。

ちなみにアフォキソラネルがもたらすこの効果は、ノミやマダニなどの「無脊椎動物」のみに働きます。
そのため、犬に大きな影響はないとされているのです。

02ネクスガードの効果

ボールをくわえて走る犬

ネクスガードがもたらす効果は、具体的にどのようなものなのでしょうか?
詳しくご説明していきます。

駆除にかかる時間

ネクスガードの寄生虫駆除にかかる時間は以下の通りです。

  • ノミ 投与後30分で効き始め、8時間以内に駆除できる
  • マダニ 投与後8時間以内に駆除できる

寄生虫は駆逐するのが大変で、繁殖を始めてしまうと非常に厄介です。
特にノミの繁殖スピードはすさまじいもの。
寄生してから24~48時間以内に産卵します。
ネクスガードは産卵前に駆除できるため、そのスピード感が好まれています。
卵や幼虫には効きません。月1回投与しましょう。

一度咬まれないといけないの?

ネクスガードは、残念ながらノミやマダニに咬まれないと効果はありません
それは、寄生虫を駆除する成分はネクスガードを食べた犬の血中に入っているためです。

吸血があっての駆除効果なのです。

「そしたら感染症は防げなくない…?」
「吸血された時点で感染するのでは?」
なんて疑問が浮かぶ方もいるかもしれません。

しかし、マダニが病原体をうつし始めるのは、吸血し始めてから48時間以降と言われています。
また、ノミの唾液によってアレルギー性皮膚炎が引き起こされますが、過剰な繁殖が広まる前に駆除できれば被害は抑えられます。

つまり、早めに駆除できれば被害はある程度防ぐことができるということです。

とはいえ、吸血されないことが一番なので、普段から犬をよく見ること・ブラッシングを欠かさないことが大切です。

安全なの?

ネクスガードは臨床実験も行われ、高い安全性が確認されたお薬です。

代表的な実験は、子犬に対する5倍量試験です。
この実験は、子犬に対して普通に投与する量の5倍量の薬を与えるというもの。

そうすると、特に有害事象はなく、子犬に対して5倍量を投与しても問題なく使えるということがわかりました。

「かよわい子犬が大丈夫だったんだから、安全でしょ」というものですね。
子犬のことを考えると少し心苦しいですが…。

ただ、薬が販売されだすと、実験では予想できなかった副作用が出たりもするということを理解しておかなくてはなりません。

03ネクスガードの副作用

ぐったりと寝ている犬

ネクスガードの投与によって副作用が起こったという報告は、実は少なくありません。
中でも、以下のような症状が多く見られるようです。

  • 嘔吐
  • 元気喪失
  • 下痢
  • けいれん
  • 食欲不振
  • かゆみ
  • ふるえ  など

上記の副作用は、アメリカ食品医薬品局(通称FDA)の、動物が使う薬の安全性と有効性を評価する動物薬センター(通称CVM)が出している報告書に載っているものです。
こちらはすべて英語表記ですが、副作用の症状、件数が細かく書かれています。
「意外と多いなぁ」という印象を受けました。

ちなみに日本で起こった副作用の事例が見られるサイトもあります。
こちらは「動物用医薬品等副作用データベース」で、農林水産省の施設等機関の1つです。
アメリカほどの大量のデータではないものの、死亡例などの副作用情報が載っています。

これらを見ると、薬に対してちょっと不安になりますよね。
しかし、ノミやマダニが運ぶ感染症の恐ろしさにも目を向けなくてはいけません。
場合によっては命を落とすこともあるのです。
ノミ・マダニ対策は必要です。

ネクスガードを使っている犬から吸血したノミやマダニは死にますが、そうでない場合どんどん繁殖し、人間に寄生することも。
実際、寄生虫に病気をうつされて亡くなった人が多くいらっしゃいます。
犬も人間も安全に暮らすためには、ノミ・マダニを生かしてはおけないのです。

04実際のネクスガード

ネクスガード

説明だけだとイメージが付かないと思うので、写真も撮ってみました。

こんな箱です

ネクスガードの外箱 ネクスガードの日本語説明書

段ボールには日本語の説明書も入っています。

こんな見た目です

ネクスガードのPTP包装シート ネクスガードの大きさ

外箱に対してプラスチックの包装シートは小さく、特に小型犬用は薬自体も小粒です。
意外と固くって、人間でも食べられそうな香ばしい匂いがします(絶対食べないでくださいね)。

注意点

小さな子は思わず食べてしまいそうな、おいしい匂いがします。
犬の身体に合わせて作られているので、絶対に食べないようにしてください。

05ネクスガードの値段

豚の貯金箱とコイン

ネクスガードの相場ですが、病院と通販で異なります。

  某病院 某病院 某通販サイト 某通販サイト
ネクスガード超小型犬用 1750円 1800円 1066円 1066円

上の表は、ネクスガード超小型犬用の1か月分の料金です。
通販では3か月分~6か月分が多いため、上の表は1か月あたりに換算したもの

ノミ・ダニ対策は基本的に1年中するので、単純計算するとこうなります。

病院 1750円×12か月=21000円
通販 1066円×12か月=12792円

1年で8208円の差が付きました。
病院も通販も、まとめて買うとさらに値段が下がるところが多いです。

06ネクスガードの対象体重

仰向けでこちらを見る犬

通販で購入する際、注意するのは「対象の体重」です。

実は通販サイトの商品は、箱に記載された体重が日本製品と少し違ったんです。
しかし、詳細を見ると薬に含まれる成分量は一緒のよう。

ただ通販サイト通りだと、1頭あたりの薬量が多くなってしまいます。
そのため、個人的には日本製品を参考にした方が良いと思います。
さすが海外は薬の分量もビッグサイズ…!

購入をご検討の際は、以下の早見表を参考にしてみてください。

ネクスガードの種類 日本製品の対象体重 通販サイトの対象体重
ネクスガード11.3 1.8㎏以上~4.5㎏未満 2㎏~4kg未満
ネクスガード28.3 4.5㎏以上~11kg未満 4㎏~10kg未満
ネクスガード68 11㎏以上~27kg未満 10㎏~25kg未満
ネクスガード136 27㎏以上~55㎏未満 25㎏~50kg未満
ネクスガード136の
対象体重より重い場合
体重1kgあたりアフォキソラネル2.5mgを基準量として、錠剤を組み合わせて投与 体重1kgあたりアフォキソラネル2.5mgを基準量として、錠剤を組み合わせて投与

用法・用量を守って、安全に使いましょう。

07まとめ

間近でこちらを見る犬

さて、ここまでネクスガードの情報をお伝えしてきました。
情報が分かってきたところで、最後にネクスガードのメリットデメリットについてお伝えします。

メリット

ネクスガードを使用するメリットは、以下のようなものがあります。

  • 感染症を防ぐことができる
  • おいしくてよく効く
  • 即効性がある
  • 投与が簡単

必要なお薬なら、犬も嬉しい方が良い!
おいしい上に、簡単にノミ・マダニをやっつけられる。
何より、ノミやマダニが運ぶ感染症から犬を守ることができるのが、最大のメリットです。

デメリット

ネクスガードを使用するデメリットは、以下のようなものでしょう。

  • 血中に殺虫成分を入れることになる
  • 一度吸血される必要がある
  • 副作用の恐れがある

やはり飼い主さんとしては、ノミやマダニを殺す成分が犬の身体に入るのが心配なのではないでしょうか。
しかし、有効成分はノミやマダニのみを狙って効果を発揮します。
基本的には犬にとって安全なお薬です。

ただ、用法や用量を間違って与えてしまうと大変危険です。
注意事項をしっかり守って投与してくださいね。

薬を使わずに予防したい方は、こちらもご覧ください。

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